(あらすじ)
中世のドイツ、『ほら男爵の冒険』として知られるミュンヒハウゼン男爵(ジョン・ネヴィル)が、劇団一座の少女サリー(サラ・ポーリー)にせがまれ、襲い来るトルコ軍を撃退するために昔の仲間を探しに旅立つ。月世界、地底の国、巨大魚の腹のなか―独創的で奔放なイマジネーションの世界が広がる冒険ファンタジー。
生まれて初めて見たと記憶している映画。
いつもなら寝ているはずの深夜に目が覚めて、点けっぱなしになっていたテレビに映っていた月の世界の場面。また少し眠って目が覚めると、戦いが終わり歓喜に湧いている中、主人公の男爵が撃たれ、その魂を死神が奪ってしまう……けれども次の瞬間、主人公が何事もなかったかのように再び登場し、ハッピーエンドで終わる。
そんな訳の分からない支離滅裂な内容だったので、ずっと気になりつつも夢なのかと思っていた。
そして、大学くらいの時にTSUTAYAでこのパッケージを見て、その瞬間「あの時の映画だ!」と感じて借りてみるとビンゴ。
わざと子供だましと分かる手作りセットがちゃっちくて、はちゃめちゃな内容なのに、老いることへの諦めとの戦い・人から何と言われようと夢や理想を信じること そんなテーマが全体を通して貫かれており、見終わった後はとても満ち足りた気持ちになる。あんまり深く考えずに見ても楽しめる、大好きな作品。
監督:テリー・ギリアム
脚本:テリー・ギリアム,チャールズ・マッキーワン
制作:トーマス・シューリー,レイ・クーパー
制作総指揮:ジェイク・エバーツ
出演者:ジョン・ネヴィル,サラ・ポーリー,エリック・アイドル,ユマ・サーマン,ロビン・ウィリアムズ
公開年:1989年
制作国:イギリス