アルケミストを読んで


愚かな人  守ってくれる人  導いてくれる人  騙そうとする人  

応援してくれる人  伝授してくれる人  心惹かれる人
 
色々な人が目の前に現れた。
そして向かい合った。
時には幸せな気持ちになり
時には不幸を味わい
怒り  喜び  暴走し
感情の揺れ動きに素直に従った。
素直に従った時、道は開けた。
 
その源は"存在"があるということ。
"存在"によって出来事が生じ、感情が生まれ、次に進む。
 
1人を動かす人の存在
それ自体がものすごい事なのである。
 
 

何かが起こりそうな、無視してはいけないような事が起こる。

それに従っていく。
それは何かを迷っている時に訪れる。
必要なのか、必要でないのか教えてくれる。
疑心暗鬼になりながらも、それに導かれてみると、一つの壁を超えている。
 
意味はよく分からないけれど
その先に道が続いていると感じる事がある。
周りからは引き止められ
あるのかどうかも分からない未来を引き合いに出して批判される。
それに晒されたとき、辛くなり、馬鹿馬鹿しくなって、やめてしまう。
 
しばらく時が経って、分からなかった事の意味が分かるようになる。
そして、その先に待っていた道が見えた時、自分を信じなかった事を後悔する。
その瞬間が怖くて、自分の感覚に心を留めて時間をかけてみる。
 
 
 

印象に強い出来事が起こった時には、印象に強い記憶が残る。
記憶の中では、それがいつか遠い日のことになると分かっている。
だけれども、その時よぎった予感は思い出す度に生まれた時と同じ様に蘇ってくる。




大きな旅の中の1つの旅が始まった。
私は頂上より先が見えない、小高い丘を見上げている。
この先には何があるのだろう。どんな景色が広がっているのだろう。
その時の私には、今から始まる旅を終えた自分がその丘の向こうから現れて、次の旅に向かうことになるなど、想像もしていなかった。

旅をしてグルっと回って、私は元いた場所へ異なる方法で戻ってくる。

時を超えて、また見慣れた風景を見るようになる。
気持ちは元に戻っている。
旅は色々なことを教えてくれて、私は学んだことを大切にしながら
これからも過ごしていく。